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雑草の種類

雑草の種類は多岐にわたり、一概には言えませんが、家庭の庭、芝生、生垣、周辺道路等々身近な環境では、 イネ科のものが、形も特徴的でよく目立ちます。下表に代表的な雑草と言われる、植物をまとめてみました。

除草の基本
1.なるべく、その雑草の成長時期よりも前に除草をする。
  成長時期より前に、除草(根も抜く)をすれば、再生させること無く駆除できる可能性が大きくなります。
2.穂や実を付けた状態の場合、草刈り、引き抜き作業は慎重に。
  引き抜き中に、種子を撒きちらしかえって、雑草を広範囲に再生させる恐れもあります。
3.駆除困難雑草は除草剤主体で考えましょう。
  その育成状態、除草の意図等によりますが、選択的な除草剤、非選択的除草剤をうまく使い分ければ、上手に効果的に除草できます。

雑草の生育サイクルについて
《一年生》
◇毎年、春になると新しい芽が出て、種を放出した後、冬に枯れます。俗に言う、夏草。
◇毎年、秋になると新しい芽が出て生長し、夏前には種を放出して枯れます。俗に言う、冬草。(越年性)
《多年生》
◇一旦、冬には地上部は枯れますがその地下茎は生き残って、春になると、同じ場所からまた芽を出します。一年生と同じく、種子で増殖しますが、スギナ等の様に地下茎でも増殖するものもあり、駆除困難雑草の多くはこのタイプになります。  

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名前(イネ科)        分類年生成長
時期
備考
オオバコ
オオバコ
イネ科多年生通年葉の部分が大きいので「大葉子」と書く。踏みつけられてもたくましく、成長する、雑草の代名詞的存在。子供の頃、この草の茎の部分を、からませて、どちらが引きちぎられるかで勝敗をつける、相撲の様な遊びをした経験がある。日本全土に分布する。

【除草】根が地中深くに張るので、上手に根こそぎ取らないと再生する。ラウンドアップ 系の除草剤を丁寧に塗布すれば、2週間程度で根まで枯れます。
オヒシバ
オヒシバ
イネ科一年生5~
10月
「雄日芝」と書く。他に「雌日芝」(メヒシバ)もある、メヒシバよりも生命力がより強いからと言う事で命名されたらしいが、・・・まあ確かにメヒシバより、太くて大きい。放射状に伸びる穂が特徴。日本では本州以南に分布。世界的には暖帯から熱帯に広く分布する。

【除草】根がしっかり張るので、大きく成長し数が多くなると手での引き抜きが難しくなる。成長期よりも前にこまめに除草する。芝生に生えた場合は、イネ科用の選択的除草剤のアージラン系のものを用いる。
メヒシバ
メヒシバ
イネ科一年生5~
10月
「雌日芝」と書く、「雄日芝」との対比で確かに細くて女性的だ。日本全土に分布し、日当たりのよい道端や庭、畑などに生育する。海外では熱帯から温帯にかけて分布する。

【除草】オヒシバの駆除方法と同様の対応でOKです。
イヌムギ
イヌムギ
イネ科一年生11~
8月
元々は南アメリカ原産で牧草として明治時代に渡来、その後野生化。雑草界のブラックバス?。いかにもムギらしい、偏平な小穂が特徴。日本全土に分布する。海外では北アメリカ,ヨーロッパ,アフリカ,アジア,オセアニアに分布。

【除草】種子でも地下茎でも繁殖可能なタフなやつ。草刈りで除草の場合、地下茎も出来るだけ掘り出すようにする。単独で多くの株で生育して、周囲になにもない場合は、ラウンドアップ で除草可能。芝生と共生しているならば、アージラン系の選択性の除草剤を使う。
エノコログサ
エノコログサ
イネ科一年生5~
10月
ネコジャラシの草として有名だが、「狗尾草」と書く。元々は犬のシッポに似ているところから「犬ころ草(狗の子草)」だったとか、なんだ猫じゃなかった・・・。誰でも、一度は手に取って遊んだ経験があると思います。日本全土に分布する。

【除草】あのおなじみの穂を付ける前に除草するのが肝心な事。すなわち、春先のうちに、除草(草刈り等)し、さらに周囲への影響をあまり考慮しなくてよいならば、粒状タイプの除草剤(粒状除草剤)をまいておくのもいいでしょう。芝生との共生の場合は、アージラン系の選択性除草剤を用います。
カモガヤ
カモガヤ
イネ科多年生4~
10月
「鴨茅」、英語名:Cock's Foot Grassなので、雄鶏茅とするところを鴨に誤訳?したとか。西ヨーロッパ原産で、牧草として明治時代に渡来、その後野生化。イヌムギと同じく外来雑草(帰化植物)。花粉症の原因植物で、スギ花粉より、ひどい症状を引き起こすこともある。開花の時期が7~8月なので、それより早く除草するのが、健康被害の点ではベスト。日本全土に分布する。

【除草】放置されると茎が多数群になり頑固な株になり除草が困難になります。葉だけの状態ならば、草刈り等をこまめにやり、除草剤(ラウンドアップ 系でOK)の定期散布をしましょう。この草は花粉症の原因植物なので、徹底的に駆除をする必要があります。出来れば除草シート 等の利用も検討してみてはどうでしょうか。
ススキ
ススキ
イネ科多年生4~
11月
「芒」、「薄」と書く。秋の風物詩みたいな、季節を感じられる植物。お月見には欠かせないアイテムの一つ。でも、葉の周辺が鋭いギザギザで、ススキの草原を不用意に通ると切り傷を負う。日本全土に分布する、南に面した、日当たりの良い山野に多い。

【除草】ススキは地下に横に伸びる匍匐茎があるので、駆除の難しい植物のひとつです。根を抜く場合、少しでもその匍匐茎が残っていると再生する恐れがあります。除草剤を用いる場合、地表から20~50cm程度までの深さの穴を、そこかしこにあけて、そこに粒状タイプの持続性のある除草剤(粒状除草剤)を入れます。この場合、周辺に影響が出ます。
スズメノカタビラ
スズメノカタビラ
イネ科一年生10~
7月
「雀の帷子」。名前の由来は定説が無いけど、花の形がなんとなく着物(カタビラ)に似ているような・・・、スズメは小さい、少ないの意なので、小さい着物??。(道端、庭等々広く生育していて、芝生などにもよく混生して、芝生の雑草の定番。花粉症の原因植物。日本全土に分布する。海外でも極地以外はほぼ世界中に分布する。

【除草】これも駆除困難雑草の一つです。地中の根は比較的浅いですが、まとまって株になりしっかりと根付きます。芝生の混成植物の代表格で、芝生の生育も抑制させます。芝生の種類が、コウライシバ、ノシバ等ならばアージラン系の除草剤がお勧めです。西洋芝の場合は、インプールDF(シバゲンDF)(バミューダグラス類)、MCPP (ブルーグラス類)等の使用が効果があります。
スズメノテッポウ
スズメノテッポウ
イネ科一年生10~
6月
「雀の鉄砲」。花粉症の原因植物、穂に付いた種子の色がオレンジでいかにも花粉症の原因ぽい印象を受ける。よく似た近縁種にセトガヤがあるが、これは種子の色が白い。日本全土に分布する(沖縄除く)。

【除草】比較的、根は浅く駆除はしやすい雑草です。成長期前ならば、手で駆除できますが、穂を付けた状態になると、種子が広範囲に広がる恐れもあります。除草剤は、芝生との混成の場合、アージラン(液状)の選択性の除草剤がお勧めです。
スズメノヒエ
スズメノヒエ
イネ科多年生5~
11月
「雀の稗」。中身がよく詰まった感じの、小穂を出す。日本全土に分布する。海外では朝鮮から中国まで分布。スズメノヒエ属は熱帯から暖帯を中心に約200種知られている、日本原産種はそのうち4種類。

【除草】茎が分岐して株を形成、横方向に勢力を拡大する駆除困難な雑草です。大きな株にならないうちに、こまめに除草をする事が肝心です。芝生の混成の場合は、アージラン系の除草剤を用いましょう。
チカラシバ
チカラシバ
イネ科多年生4~
11月
「力芝」。エノコログサの穂とは対照的な、荒々しい感じの穂。穂の先端がカギ状になっていて、動物の毛皮にひっかかり、種子が移動する。人間の衣類などにも、くっつく。北海道南西部以南のほとんど全土に分布。海外では日本、朝鮮半島、中国からフィリピン、マレー半島からインドまで分布。

【除草】もう、名前からして強力です。とにかく、葉も茎も根も、丈夫。簡単には引っこ抜けません。多年生なので一度生えたら、ますます駆除が難しくなります。除草剤としては、非選択性で効果が持続する粒状除草剤 などが最適です。他の植物に影響しない様にしたい場合は、アージラン系のものを定期的に散布したり、選択的にラウンドアップ 等を塗布したりします。
チガヤ
チガヤ
イネ科多年生4~
11月
「茅萱」。チガヤのチは多数の意、多数の穂を付け群生することからの由来。ススキとは違う、上に伸びた、柔らかそうな白い穂を出す。昔、この穂の部分をかんで甘いかどうか試した事があります。地下茎にはさらに糖分が多く含まれます。地下に、しっかりした匍匐茎がはびこり、駆除が難しい、やっかいな雑草の一つ。日本全土に分布する。海外ではアジアの亜熱帯地方~北アメリカに分布。

【除草】これも力芝同様の対応で駆除します。地下茎をヘたに取り残すと、そこからまた発芽して逆効果になりかねません、他の植物に影響しないようにしたいならば、ラウンドアップ 系のものを、スポット塗布等して根から枯らすようにします。
名前(キク科)分類年生成長
時期
備考
アメリカセンダングサ
アメリカセンダングサ
キク科広葉・一年生4~
10月
別名「セイタカタウコギ」。葉の形が樹木のセンダンのものに似ていたのが命名の由来。北アメリカ原産の帰化植物。この種(枯れたもの)は、よくセーターなんかにくっつき、取りにくかったのを覚えています。本州から九州の各地に分布。

【除草】広葉系の雑草には、ザイトロンMCPP 等の除草剤がほかの植物に影響が少ない選択性の除草剤で効果的です。
アレチノギク
アレチノギク
キク科広葉・一年生10~
6月
「荒地野菊」。名前からして、雑草の雰囲気、付けられた方は不本意だと思う。南アメリカ原産で、日本では明治中期からの帰化植物。確かにどこでもよく見かける。タンポポみたいになるのもおなじみ。ロゼット葉と呼ばれる、地面に葉が広がって立ち上がっていない状態で寒い時期を過ごす。

【除草】広葉系の雑草には、ザイトロンMCPP 等の除草剤がほかの植物に影響が少ない選択性の除草剤で効果的です。

タンポポ
タンポポ
キク科一年と多年3~
11月
「蒲公英」。葉の形が特徴がある。英語名のダンディライオンは、その葉のギザギザがライオンの牙を連想させることから由来。タンポポの綿毛のタネをフーと息を吹きかけて、遊んだ事、誰だってありますよね。古来から日本に生育していた在来種と、近世に海外から持ち込まれた外来種があり、身の回りでよく見かけるのは、繁殖力が強い西洋タンポポの方。海外ではユーラシア大陸に自然分布する。これも、ロゼット葉と呼ばれる状態で、寒い時期を過ごす。

【除草】タンポポは結構深く立派な根が付いています(深さ15cm以上)。物理的に、抜くならば15~20cm位まで掘り下げて抜きます。除草剤ならば、ラウンドアップ 系のものをピンポイント塗布すれば根まで枯らせます。
ブタクサ
ブタクサ
キク科広葉・一年生4~
9月
「豚草」。北アメリカ原産で、日本では、明治初期に渡来した帰化植物。スギ花粉と並ぶ花粉症の原因植物・アレルギー植物の定番。ここまで全国的に、はびこったのは、実は第二次世界大戦後、進駐軍の荷物にまぎれて広がったとか・・こんなところにも戦争の影響。名前の由来は英名Ragweed(rag:ボロキレ、くず weed:雑草)から、ブタみたいにいやしい雑草になったとか、豚がかわいそうだ。

【除草】なにしろ、花粉が飛びやすくかなりの勢いで繁殖する。河原などは、焼却して駆除する。家の近くならば、花粉症の原因でもあるので、花粉が飛散する前の段階で、ザイトロン 系の除草剤等で駆除しましょう。
ヨモギ
ヨモギ
キク科広葉・一年生2~
10月
「蓬」。雑草ではなく、有用植物の面もある、ヨモギ餅とか食物に添加したり、天ぷら、お浸し等々にして、その独特な風味を楽しむ。また、昔から、干したものを煎じて飲んだり(健胃、下痢、貧血、冷え性などに効果)、お灸にも使ったりと、雑草扱いは失礼かもw。昔、餅つきして、ヨモギ餅作った経験を思い出す。日本全土に分布する。

【除草】有用な反面、繁茂して困る場合はザイトロン 系の除草剤で効果的に駆除できます。一部、食用等に使いたい場合は、除草剤は使わず、手作業で抜きます。地下茎が良く伸びている場合があるので注意深く、除去します。
チチコグサモドキ
チチコグサモドキ
キク科広葉・一年生3~
7月
「父子草疑」。チチコグサでは無くハハコグサの仲間(キク科ハハコグサ属 )。これも、そこかしこに見られる雑草ですね。北アメリカが原産。日本では北海道から九州までのほぼ全国分布している帰化植物。

【除草】比較的抜き取りやすいので、数が少ない場合は抜きとりで駆除できます。除草剤は、ザイトロンMCPP 系が効果的です。
名前(ナデシコ科)分類年生成長
時期
備考
オランダミミナグサ
オランダミミナグサ
ナデシコ科広葉・一年生10~
7月
「和蘭耳菜草」。名前の由来は、葉が向かい合って付く様が、ねずみの耳に似ているので「ミミナグサ(耳菜草)」で、単純に外国と言う意味で「オランダ」となったとか。柔らかそうな産毛の生えた葉や茎が特徴、これもどこでもよく見かけます。ヨーロッパが原産地。北アフリカ、アジア(日本を含む)、オセアニア、北アメリカ、南アメリカに広く移入分布している。

【除草】根元から新しい茎が生える「分げつ」性が強く、よく繁殖する。根自体は、そんなに深くはないので、数が少ない場合は、手抜きで駆除できる。芝生等に混成の場合は、インプールDF(シバゲンDF)等の広葉用選択的除草剤を用いる。
ツメクサ
ツメクサ
ナデシコ科広葉・一年生通年「爪草」。葉の形が鳥の爪に似ている事から由来。なにかスキマ産業的に、道路の小さな割れ目、建物と道の隙間とか、とにかくどこでもよく生える、生育、その部分は、大企業(他のメジャーな雑草)が狙わないニッチ市場をねらう中小企業みたいだ。北海道から九州かけて広く分布。

【除草】根元から分枝した茎が地表を匍匐して拡散し、株を形成するため駆除が難しい場合もある。単体ならば、手での抜き取り等でも駆除できるが、芝生に入りこむと困難、選択的な除草剤のザイトロン 系のものを使います。葉が小さいので除草剤の吸収も少なく、やや効きにくい様ですが根気よくやれば効果が出ます。
名前(カヤツリグサ科)分類年生成長
時期
備考
ハマスゲ
ハマスゲ
カヤツリグサ科多年生5~
11月
「浜菅」。赤褐色の穂なので遠目からも、よくわかる。地下に、しっかりした匍匐茎がはびこり、駆除が難しい、雑草の一つ。本州から九州の、海岸(浜)や畑、道ばたなど日当りのよい乾燥したところに分布。海外では熱帯~亜熱帯に広く分布する。

【除草】地下深くに根をはり、かつ匍匐茎があるため機械的に除去するよりは、除草剤での駆除を考えましょう。除草剤としてはインプールDF(シバゲンDF) が良く効きます。この除草剤は茎葉処理、土壌処理両方の効果があります。
ヒメクグ
ヒメクグ
カヤツリグサ科広葉・多年生通年「姫莎草」。成長すると丸い特徴的な穂が特徴の雑草。幼少時は、芝生の感じに似てるので芝生と共生すると見分けにくい。、北海道から九州の水田や池のふちなどの湿地に分布。

【除草】同じカヤツリグサ科のハマスゲと同じ対応で駆除できます。除草剤としてはインプールDF(シバゲンDF) が良く効きます。この除草剤は茎葉処理、土壌処理両方の効果があります。
名前(その他)分類年生成長
時期
備考
スギナ
スギナ
トクサ科シダ・多年生3~
9月
「杉菜」。言わずと知れた、ツクシ(土筆)の親。ツクシはスギナの繁殖用の胞子茎(または胞子穂、胞子体)にあたるもの。確かに、とうの立ったツクシをたたくと、ものすごい勢いで、細かい胞子が飛び散る。その胞子が風で運ばれ地面に落下し、また芽が出る(前葉体)、前葉体には雌雄があり、水の存在下で雄から雌へ精子が運ばれ受精し、受精卵が出来、それが成長してスギナになるしくみ。そのほか直接伸ばした、地下茎からも芽を出し、増える事も出来、その生命力はだてに、太古の昔から生存してきたものではない。それだけに、駆除は簡単ではない。

【除草】強力な駆除困難雑草。地下茎と胞子(ツクシから放出)のマルチで繁殖。物理的のみならば、除草、地表をバーナー で焼いたのち、除草シート 固まる土 (砂)で覆うくらいでしょうか。除草剤を使用するならば、ラウンドアップ 系のものを、根気よく何回かに分けて塗布(散布)すれば駆除可能です。
     
コニシキソウ
コニシキソウ
トウダイグサ科広葉・一年生3~
11月
「小錦草」。名前の由来はもちろん、横綱の・・・いや間違いww、形がニシキソウに似ていてそれより小型だから。他に、オオニシキソウ、ハイニシキソウ、シマニシキソウなどがある。葉に紫色の斑点があるのがコニシキソウの特徴。地面に這いつくばる様な感じで、成長するのが特徴。茎なんかをちぎると、白い液が出てきます。中国では、それを止血なんかの薬草として使うこともあるようです。北アメリカ原産の一年草の帰化植物。日本全土に分布する。
【除草】横方向に這いつくばるような感じで繁茂するので、手作業では駆除が困難です。単体ならばラウンドアップ 系、芝生に混成状態ならばザイトロン 系、インプールDF(シバゲンDF)系の除草剤が使用できます。
     
ホトケノザ
ホトケノザ
シソ科広葉・一年生10~
6月
「仏の座」。春の七草で有名だが、それは実は「コオニタビラコというキク科の草 標準和名:コオニタビラコ(小鬼田平子)通名でホトケノザ」、本当のホトケノザは食用では無い。北海道を除く本州、四国、九州、沖縄に自生する。世界中の温帯から暖帯に広く分布。

【除草】数がまばらならば、手作業で駆除できます。除草剤は単体ならばラウンドアップ 系、芝生混成ならばザイトロン 系、インプールDF(シバゲンDF)系の除草剤が使用できます。
     
マツバウンラン
マツバウンラン
ゴマノハグサ科広葉・一年生4~
6月
「松葉海蘭」。ウンラン(海蘭)の仲間で松葉の様に葉や全体が細いことから由来して命名。雑草と言うには申し訳ないくらい、可憐な紫色の花を咲かせる。北アメリカ原産の帰化植物。日本では本州、四国及び九州に帰化。日当りの良い場所に生える。

【除草】匍匐茎があるので広く拡散すると手作業での駆除が難しくなる。除草剤では単体ならばラウンドアップ 系、芝生に混成状態ならばザイトロン 系、インプールDF(シバゲンDF)系の除草剤が使用できます。
     
カタバミ
カタバミ
カタバミ科広葉・多年生4~
11月
「片喰」。地下に球根を持ち、さらに根を張るので、引き抜きにくい。また横に広がる匍匐茎をのばしてどんどん広がる。クローバー(白詰草:マメ科)に良く似ているが違う種類。生命力が強い。成熟すると、少しの刺激で赤い種子を勢いよく弾き出し繁殖する。駆除の難しい雑草の一つ。茎をしがむとすっぱいのは含まれるシュウ酸塩のため。その繁殖力の強さから、家系が絶えない願いをこめて、昔から家紋の柄に使われてきている。

【除草】匍匐茎がありそこから広範囲に広がり、根も深く張り込むので、駆除の難しい雑草の一つ。物理的のみならば、地表から15~20cmくらいの土を根こそぎ削って入れ替える方法があります。除草剤ならば、単体ならばラウンドアップ 系、芝生に混成状態ならばザイトロン 系、インプールDF(シバゲンDF)系の除草剤が使用できます。